シティバンクが分析! 今週は円高?円安? 外貨預金で人気のシティバンクが今週の円・ドル相場と円・ユーロ相場を分析。外貨で運用している人もこれから運用しようと思っている人も、お見逃しなくなく。

最新為替レポート 2008年11月10日 PDF版はコチラ

SUMMARY
米ドル:  週末の緊急会合を控えてレンジ相場か
ユーロ:  ユーロの戻り余地は限定される見通し
英ポンド: ファンダメンタルズの劣位性からポンドはユーロをアンダーパフォーム
加ドル:  加ドルは株価と原油相場に影響される動き
豪ドル:  積極的な政策発動は豪ドルにとってむしろ好材料
NZドル:  NZドルは引き続き上値の重い展開
米ドル
【今週の予想レンジ】
ドル円:95.50-100.50円
【今週の注目ポイント】
⇒米:10月小売売上高(11/14)
⇒米:G20緊急首脳会合(ワシントン、11/14、15)

週末の緊急会合を控えてレンジ相場か

◇4日の米大統領選では民主党のオバマ下院議員が圧勝、次期大統領に決定した。オバマ氏は第二次経済対策について、@低所得層向け恒久減税、A住宅保有者支援に向けた法改正、B中小企業のキャピタルゲイン税撤廃、などを盛り込み、1750億ドル規模の財政出動を念頭に置いている。しかし、金融危機と景気後退が深刻化するなかでは、政策効果は限られるとの見方もある。いずれにしても、足元の実体経済を見据え、即効性のある景気対策が求められる。新政権の発足は来年1月20日。

◇10月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比24万人減、失業率は6.5%と、雇用悪化はさらに深刻化している。今週発表される10月の小売売上高は前月比1.4%減と4カ月連続の減少が見込まれている。ドル円は先週初め100円台を回復したが、クロス円での円買いも重しとなって上値の戻りは鈍い。目先ドル円は、10月下旬のような動きは回避されようが、週末のG20金融サミットを控え、95〜100円付近でもみ合いとなりそうだ。

ユーロ
【今週の予想レンジ】
ユーロ円:123.00円-130.00円
ユーロ米ドル:1.2550-1.3000米ドル
【今週の注目ポイント】
⇒独:11月ZEW景況感指数(11/11)
⇒欧:7-9月期GDP(速報、11/14)

ユーロの戻り余地は限定される見通し

◇欧州委員会は3日に秋季経済見通しを発表、今年と来年のユーロ圏実質GDP成長率の予想をそれぞれ1.7%から1.2%、1.5%から0.1%に下方修正した(前回予想は5月)。消費者物価上昇率は今年の3.5%から来年は2.2%に鈍化すると予想。金融危機と景気後退が進むなかでインフレ沈静への道筋がみえたことから、欧州中央銀行(ECB)は6日の定例理事会で政策金利を3.75%から3.25%に引き下げる決定をした。トリシェ総裁は記者会見で「追加利下げの可能性を排除しない」と述べ、さらなる金融緩和の可能性を示した。

◇今週発表11月の独ZEW景況感指数は低迷が続き、7-9月期のユーロ圏GDP統計(速報)では2四半期連続のマイナス成長が確認されそうだ。金融危機によるマインド悪化と実体経済の冷え込みが「負の連鎖」を起こすなかで金利先安観は根強く、今週のユーロは対円、対ドルともに戻り余地は限定されよう。

英ポンド
【今週の予想レンジ】
ポンド円:152.00円-160.00円
ポンド米ドル:1.5500-1.6100米ドル
【今週の注目ポイント】
⇒10月RICS住宅価格指数(11/11)
⇒10月失業率(11/12)
⇒BOEインフレ・レポート(11/12)

ファンダメンタルズの劣位性からポンドはユーロをアンダーパフォーム

◇英国は金融不安と16年ぶりの景気後退に直面している。イングランド銀行(BOE)は先週の金融政策委員会で異例の大幅利下げを決定、政策金利を4.50%から3.00%に引き下げた。金利低下に加え、10月のRICS住宅価格指数や10月の失業率は景気後退を裏付けると予想され、ポンド売り圧力が強まりそうだ。

◇9月の英消費者物価指数(CPI)は前年比5.2%上昇し、18年ぶりの高い伸びを記録した。同基準で算出されるユーロ圏CPIが足元で沈静しつつある状況とは対照的で、英国の根強いインフレ体質が窺われる。こうしたなかでの拙速な金融緩和はインフレ(=通貨価値低下)を招いたり、インフレ目標を政策運営指針とするBOEの信認を傷つける恐れがある。BOEが今週公表のインフレ・レポートで説明責任を果たせるか注目される。実質金利などファンダメンタルズの劣位性からポンドはユーロをアンダーパフォームしよう。

加ドル
【今週の予想レンジ】
加ドル円:80.00円-87.00円
加ドル米ドル:1.1600-1.2100米ドル
【今週の注目ポイント】
⇒10月住宅着工件数(11/10)
⇒9月国際商品貿易(11/13)

加ドルは株価と原油相場に影響される動き

◇世界経済の減速を受けて資源需要は低下、原油先物相場は先週1バレル=60ドル台まで下落した。金や原油などの資源を豊富に抱えている加経済にとっては打撃となりかねない。ただ、8月の貿易収支については58億加ドルと7月(42億加ドル)から黒字額が増加。対米輸出も86億加ドルと7月(84億加ドル)から微増となった。カナダ中銀が先月23日に発表した金融財政報告書では、10-12月期の実質GDP成長率を前年比マイナス0.4%、通年ベースでは2008年、2009年ともに0.6%に下方修正し景気後退入りを否定した。しかし、原油先物相場は9月以降も急落しており、今後の国内経済への影響は必至である。

◇リスク回避の円買いが後退したことや原油相場の反発を受けて、先週の加ドル円は87円台半ばまで値を戻す場面もみられた。しかし、原油価格は下げ基調をたどっており、加ドルの下落リスクは払拭されていない。加ドル円の下値メドは直近安値70円95銭、上値メドは週足一目均衡表の転換線87円19銭辺り。

豪ドル
【今週の予想レンジ】
豪ドル円:61.00円-70.00円
豪ドル米ドル:0.6300-0.7000米ドル
【今週の注目ポイント】
⇒G20緊急金融サミット(11/15)

積極的な政策発動は豪ドルにとってむしろ好材料

◇豪準備銀(RBA)は11月4日の理事会で、事前予想より大幅な0.75%の利下げを行い、政策金利を5.25%とした。声明では国際状況の悪化と資源価格下落により、豪州経済の見通しが大幅に悪化していることが示された。金利差縮小から、豪ドルは一時対主要通貨で下落したものの、その後はむしろ大幅な利下げが好感され値を戻した。週後半、豪ドルは世界的な株価の値動きに左右される展開となった。

◇一方、先週発表された経済指標は、比較的強いものが目立つ。10月の雇用者数は予想外に前月比で増加したうえ、9月貿易収支も黒字幅が予想を上回った。豪州では景気後退入り前の段階で、当局が積極的に利下げや財政出動を行っており、政策発動が後手にまわっている英国、ユーロ圏、日本より優位であることは確かだろう。これらの通貨に対して、豪ドルは今後相対的に強くなるとの見方に変わりはない。今週については目立った材料がないため、豪ドル相場は引き続き株価を睨みながらの展開となりそうだ。

ニュージーランドドル
【今週の予想レンジ】
NZドル円:54.00円-60.00円
NZドル米ドル:0.5600-0.6000米ドル
【今週の注目ポイント】
⇒7-9月期生産者物価(11/11)
⇒9月小売売上高(11/13)

NZドルは引き続き上値の重い展開

◇11月6日に発表された7-9月期の雇用統計で、ニュージーランド(NZ)の失業率は4.2%と4-6月期の3.9%から大幅に悪化、5年ぶりの高水準に上昇して経済減速を示す結果となった。投資家のリスク回避姿勢と、国内景気の減速が相俟って、NZドルは先週を通して軟調に推移した。

◇今週は9月の小売売上高が発表される。世界の株価が下げ止まり、市場の予想変動率(ボラティリティー)が落ち着いてくれば、投資家のリスク回避による円買い圧力は徐々に弱まろう。しかしNZの経済指標が悪化している間は、NZドルの対円相場は上値の重い展開となりそうだ。テクニカル上は、3月以降21日移動平均線(現在60円)に上値を抑えられ続けており、この水準を上回るかどうかに注目したい。

マーケット・データ(2008年11月7日時点)
株式
国・地域指標 11/7 騰落率(%)
週間 年初来
米国 NYダウ工業株30種 10,325.38 -7.34 -22.16
米国 S&P500種 1,099.23 -9.38 -25.14
米国 ナスダック総合株価指数 1,947.39 -10.81 -26.58
ブラジル ボベスパ指数 44,517.32 -12.34 -30.32
ヨーロッパ ダウ欧州株価指数 261.43 -1.69 -28.30
イギリス FT100指数 4,980.25 -2.13 -22.87
ドイツ DAX指数 5,797.03 -4.39 -28.14
フランス CAC40 4,080.75 -1.98 -27.31
ロシア RTS指数 1,070.98 -16.69 -53.24
トルコ イスタンブールナショナル100種 34,553.00 -5.48 -37.79
日本 日経平均株価 10,938.14 -8.03 -28.55
日本 TOPIX 1,047.97 -8.70 -28.98
日本 JASDAQ指数 49.80 -5.79 -31.00
香港 ハンセン指数 17,682.40 -5.35 -36.42
中国 上海総合指数 2,293.78 0.00 -56.40
韓国 韓国総合指数 1,419.65 -3.84 -25.17
台湾 加権指数 5,742.23 -3.16 -32.49
シンガポール ST指数 2,297.12 -4.74 -33.72
インド センセックス指数 12,526.32 -4.40 -38.25
世界 S&P/シティグループ世界株式指数 341.88 -9.20 -27.13
債券
国・地域指標 11/7 騰落率(%)※
週間 年初来
米国 10年国債利回り 3.60 -0.25 -0.42
ドイツ 10年国債利回り 3.92 -0.24 -0.41
日本 10年国債利回り 1.46 -0.01 -0.05
世界 シティグループ世界国債指数 745.68 -1.41 2.09
世界 シティグループハイイールド債券指数 711.50 -6.82 -16.18
新興国 シティグループ新興国債券指数 396.31 -4.20 -5.23
※債券利回りは変動幅(%)
オルタナティブ
国・地域指標 11/7 騰落率(%)
週間 年初来
米国 NAREIT指数 413.97 -14.36 -14.71
日本 東証REIT指数 1,010.55 -15.04 -45.92
世界 S&P/シティグループ世界REIT指数 507.24 -11.92 -21.48
米国 WTI原油先物価格 93.88 -12.17 -2.19
米国 NY金価格 828.90 -6.12 -1.09
為替
通貨 11/7 騰落幅(円)
週間 年初来
ドル円 105.32 -0.69 -6.43
ユーロ円 145.11 -9.83 -17.93
ポンド円 186.57 -8.97 -35.19
加ドル円 97.3 -5.26 -14.62
豪ドル円 81.5 -6.59 -16.27
NZドル円 69.68 -3.04 -15.87
マーケット・カレンダー(2008年11月10日〜11月16日)
11/10(月)
(加)10月住宅着工件数
(日)9月機械受注・10-12月期見通し
(豪)RBA四半期金融政策報告
11/11(火)
(英)10月RICS住宅価格
(独)11月ZEW景況感調査
(日)9月国際収支
11/12(水)
(欧)9月鉱工業生産
(英)10月失業率
(英)BOEインフレレポート
(日)10月消費動向調査
11/13(木)
(米)9月貿易収支
(米)10月財政収支
(独)7-9月期GDP
(日)10月企業物価指数
(NZ)9月小売売上高
11/14(金)
(米)10月小売売上高
(米)11月ミシガン大消費者信頼感指数
(米)9月企業在庫
(米)バーナンキFRB議長講演
(米)緊急首脳会合(金融サミット、〜15日)
(欧)7-9月期GDP
(欧)10月消費者物価確報値

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2.手数料

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為替手数料(1外貨当たり・円)
※下記手数料は予告なく変更される可能性があります
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香港ドル- 片道0.40円/ 往復0.80円
タイバーツ- 片道0.08円/ 往復0.16円

3.認定投資者保護団体の有無

なし

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但し、「ステップアップ定期」の場合には預入後6ヶ月を過ぎると解約できます。
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